「新しいチャレンジ-クルー体験記-」第1戦-佐賀新聞社杯
- 大会レポート
- 2019年度
- 「新しいチャレンジ-クルー体験記-」第1戦-佐賀新聞社杯
佐賀インターナショナルバルーンフェスタから2週間、佐賀の空には次なる大会がはじまりました。
地元佐賀のバルーンチームが中心となり、全6戦の総得点で順位を競う熱気球大会「SAGAバルーンチャレンジシリーズ」です。
今回は「第1戦 佐賀新聞社杯」でのクルー体験を中心にレポートします。
11月16日 (土) 午前6時過ぎ、会場となる嘉瀬川河川敷(嘉瀬川防災ステーション)には、熱気球体験搭乗の受付待ちの方々も多数見えられ、既に賑わい初めておりました。
バルーンフェスタでは近くで見れないブリーフィングも声が聞こえる距離から見れ、チームそれぞれの、戦略!?の話し合いも聞こえそうな感じです。
今回は、「Teamブラックモンブラン」さんに帯同(=体力クルー要員)させていただきました。大会なので、チームに迷惑のかからない様に気をつけて挑みます。
ランチサイトでのバルーンの組み立て?準備からスタート...命に関わる様な部分は見学、気球本体を広げる、インフレ(風を入れる作業)など、力作業を主に手伝わせてもらいます。
気球は立ち上がったものの、ここから手続きや作戦など暫くおこない、いざ空へ。
パイロットと地上クルー、情報をやり取りし目標に向かいます。
第1戦 佐賀新聞社杯の競技は下記のとおり。
- タスク1 HWZ (ヘジテーション・ワルツ)
- タスク2 MDT (ミニマム・ディスタンス)
- タスク3 FON (フライ・オン)
離陸場所は嘉瀬川河川敷のランチサイト。なお、タスク1と2の順番は入れ替えても良いとのこと。
風を考慮し、タスク2 MDTからおこなうチームもあり。
タスク2 MDTは離陸地と同じ河川敷に設定されたターゲットへのマーカーの投下し、一番距離の短いチーム(ミニマム・ディスタンス)が高得点となる競技。
タスク2のマーカー投下は離陸後20分以降ということで、Teamブラックモンブランは、タスク2を先に行う作戦としロンチサイト上空で風を読みます。
そして、ターゲットにマーカー投下!
バルーンフェスタでは近寄れないターゲット・マーカー投下を間近に見れるのが本大会の見どころかも!?
タスク2のマーカー投下を確認し、次のタスク1 ・3へ向け河川敷から移動。
もちろん、地上クルーとの状況の情報交換をおこない続け...
タスク3 FON (フライ・オン)では、河川敷を飛び立ち数km、1時間以上も経っているのに、パイロットが選んだゴールに近づきマーカーを投下!
距離「27cm」。凄い!(間近で見れて、興奮してしまいました)
ここで競技は終了。
バルーンを撤収(=出番です)。
少し前まで飛んでいた気球の中の空気は熱気が。汗がでます。
近所の方々や車で寄ってくれる方々、話しかけてくださったり、撤収の手伝いをしてくれる少年も。
撤収後は、オブザーバーシートの記入などをおこない、本部へ戻り報告し終了となりました。
ふんわり浮かんでいるようだけど、慌てる事があったり、想定外の事もあったり...パイロット、地上クルー、共に協力してターゲットに近づける。バルーン競技はチームスポーツなんだと、再確認しました。
同行させていただいたおかげで、バルーン競技の大変さ(楽しさ)の一部を感じた一日でした。
今回同行させていただいた「Teamブラックモンブラン」の皆さま、改めて ありがとうございました!
(文・写真 / 佐賀バルーンフェスタ公式ネットチーム 古賀 正保)